2015年11月14日

plan-B 定期上映会

相倉久人の居た風景
講演 / 平井 玄 (批評家)

相倉久人さんが亡くなった。7月8日、享年81歳。相倉さんは1950年代からジャズ批評を手がけ、70年代以降はロック、ポップス、歌謡曲にまで守備範囲をひろげていた。plan-Bでも80年代からずっと「重力の復権」というパフォーマンス・ジョッキーを続け、私たちの上映会でも87年11月にトークをしていただいた。
今回は、その相倉久人さんの追悼の意味をこめた上映会としたい。
お話をお願いするのは平井玄さん。上映委の初期メンバーでもあり、なによりニホンのジャズシーンとは切っても切り離せない新宿という土地に生まれ育った。平井さんは先ごろ『ぐにゃり東京』(現代書館)という奇妙なタイトルの本を上梓した。副題に「アンダークラスの漂流地図」とある通り、これは下方から切り上げた逆袈裟切り的都市論ともいえよう。
ジャズはなによりも〈場〉の音楽である。そしてジャズ・スポットとは、点は点でも、交差点というモノもヒトも行き交う場の一瞬間のことにちがいない。相倉さんはそういうスポット(点=場)に立ち続け、時代の半歩先と格闘するコトバを紡ぎ出していった。
もちろん、そうした相倉さんの当代一級の批評言語を読み解くことは大切なことだが、今回は平井さんが「漂流」し、歩きながら見た風景の中の「相倉久人」を語っていただくことにした。

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