風間竜次さんを悼む

山谷」制作上映委員会のメンバーでもあった風間竜次さんが、2月22日に亡くなりました。竜さん──みんなが親しみを込めて、そう呼んだ──は、下記の「回想録」紹介にもあるように、1970年代のはじめから、釜ヶ崎、山谷で「流動的下層労働者」解放の闘いを切り開き、常に労働者の主体性を基本に置いた闘争を繰り広げてきました。

竜さんは、一昨年の夏あたりから胃の不調を覚え、医者にかかって「癌」と分かりましたが、自らを奮い立たせ、自己の存在をかけて「ガン戦線」でも闘いを続けてきました。

『〜釜ヶ崎無宿』の発行日の2月18日は竜さんの73歳の誕生日でした。病床で、出来上がった本をうれしそうに眺めていたそうです。
われわれは、掛け替えのない、大きな存在をなくしました。ほんとうにくやしい。
                                                                                                                 ──「山谷」制作上映委員会

テリーのいる風景

■日時:2016年6月18日(土曜日)
(午後1時〜終電まで)
■会場:plan-B

通称テリー・新井輝久(1962~2015)
ある時は舞台の音響オペレーターとして地下音楽の現場を寡黙に支え、また100回を超えるドキュメンタリーフィルム『山谷 − やられたらやりかえせ』のplan-B上映会では独学でマスターした映写技術を駆使して30年間にわたって映写し続けた。生前、年齢・実名ほか自分に関しては何も明かさなかった超シャイな永遠の少年テリーとは誰だったのか?
テリー・トリビュート文集「テリーのいた風景」刊行と、友人達のライブパフォーマンスで語りあう。

● 開場 13:00〜
テリーが集めていた膨大なスクラップ(高さ、目算8メートル。重さ、推定100キログラム)の展示をします。
● トーク開始 16:00〜
● パフォーマンス開始 19:00〜

■ ライブ+パフオーマンス
◎ 黒田オサム
◎ 霜田誠二
◎ 花上直人(予定)
◎ リュウセイオー龍
◎ A-Musik
◎ コテキタイ2016

■ トーク
◎ テリーのみた風景
  スクラップを通じて蘇る
◎ テリーの歩いた風景
  反日アンデパンダン、東京クライデ―、上映委
◎ テリーの愛した風景
  音楽、舞台etc.

●料金・予約 ¥3000
    当日 ¥3500 ※いずれも文集「テリーのいた風景」付きです

●予約・問い合わせ
テリーミーティング
090-1836-3430(上映委/池内)

■plan-B
中野区弥生町4-26-20-B1
丸ノ内線「中野富士見町駅」より徒歩約5分
中野駅より京王バス、「富士高校」バス停下車 最寄
*plan-Bの入り口は中野通り沿いです*