2015年5月16日

plan-B 定期上映会

「テロルの季節」から──「インパクション」休刊に寄せて―
講演 / 深田卓(インパクト出版会)

左派の運動誌「インパクション」が昨年末に休刊した。1979年の創刊だから(創刊当時は「インパクト」)、35年間、別冊などを加えると200点を超 える ことになる。そのひとつひとつの「特集」をたどってゆけば、80年代、90年代、そして21世紀冒頭の問題群が次々と浮かびあがってくる。
休刊号(197号)の「編集後記」にあるように「この雑誌の周辺に、世代も考え方も違うさまざまな人が読者だったり執筆者になったりして雑誌と絡まりあい、並走しながら時代と格闘してきたのだ」。
そ の第197号の特集は(なんと!)「テロルの季節」。いかにもこの運動誌らしく、時代の予兆を写し取っているといえよう。この35年間は、それ以前の「過 去」と呼ばれる時間帯と切れることなく結びついており、また「未来」とも陸続きの35年間である。わたしたちは何を問題とし、どのような世界を思い描いて いたか?──「インパクション」編集人・深田卓さんをお招きして語っていただく。

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