2007年11月2日

plan-B 定期上映会

映後の講演:僕が山谷に関わったのは二十歳のときだった…
講師:宇賀神寿一

僕が山谷に関わったのは、二十歳のときにひょんなことからだった。武装闘争に関心があった僕は、京都大学で行われたリッダ闘争戦士追悼集会に行った。そ の集会後に釜ヶ崎の闘いを支援するための会議にたまたま参加し、そこで船本洲治たちに出会ったのが、日雇労働者の闘いに僕を結びつけたキッカケだった。帰 京した僕は、その秋には、第一回山谷越冬闘争の準備会に参加して、あれよあれよという間に、日雇労働者の闘いを非公然に支援する部隊のメンバーとなって いった。当時、「武装闘争」に一番マッチしていたのが、暴動闘争中の山谷?釜ヶ崎だったから。なるほどナッ!の運命とでも言うべきかもしれない。
その後に敗北があり、指名手配の逃亡者となり、逮捕・受刑者となり、21年経って出所しても、僕の闘いは、まだ続いている。当分続きそうである。エライコッチャ!それもこれも山谷との関わりがあればこそ。映画『山谷』を観る時、僕は懐かしい顔をいつも探している。

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