2017年9月30日

plan-B 定期上映会

「60・70年代から現在まで―― そこに見られる日本型ファシズム(天皇帝国)と寄せ場」
お話し/ 松沢哲成 (寄せ場学会)

1970年代終わりの頃か。当時よく読んでいた「現代の眼」やら「流動」などの(総会屋系サヨク)雑誌。そこで頻繁に特集されていたのが「1930年代との類似性」「ファシズムがやってくる」というものだった。まだ戦時下の記憶が残っている時代だったのだろう。
しかしその記憶は継承されぬまま、やがてこれらの雑誌は消え、何度も何度も「オオカミがくる」と煽り続けていたオオカミ老人のほとんどが鬼籍へと去っていった今、いよいよホントにオオカミがやってきた。
日本型ファシズム(天皇帝国)の研究を続けてきた松沢哲成さんは、この推移をどのように見てきたのだろう。60年闘争以後、反弾圧救援活動をへて、80年代・山谷闘争へ関わってきた松沢さんには、今回はあえて研究者としてではなく、「この時代」を「体験にそくして」語っていただきます。
「かつての運動」へのオマージュではなく、まさに「今」を捉えるために。 (山谷制作上映委員会)

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