やさしい快医学復習会のお知らせ(12月、1月)

復習会に参加してくれた人たちに定期的に出している通信文です。最近出したものと、前回のものを載せました。

【【やさしい快医学復習会1月のお知らせ】】      れんげそう庵より           

皆さんこんにちは。12月も半ばを過ぎ、年の瀬をいかがおすごしですか?

教育基本法の「改正」が通ってしまい、これから日本はどうなってしまうのだろうと、私も不安が募るこのごろです。教育に国家、政府の圧力が強まり、ますます教師が自由な発言ができなくなり、子どもの起こす事件に、ますます保護者の責任だけが問われるようになる(子どもを巡る事件には、家族を取り巻く社会的な背景が大きく関わっています)、そんな予感をはらんだ法律が通ってしまいました。

戦前の、国家が統制して、天皇のために死んでいける子どもたちを育てた、徹底した管理教育(軍国主義教育、自由に考えることを許されない教育)によって戦争が推進されていったという反省の元に、これまでの教育基本法は作られました。これをよりどころに、子どもの視点を大事にした、人間的な、よりよい教育をめざしてきた教育者たちが、大勢いたのです。今回の「改正」によって、戦前のような教育の再来を危惧する教育者や親たちは、この間ずっと反対の声をあげてきましたが、国会には届かず、採決になってしまいました。

でも、嘆いてばかりいても始まりません。どのようにこの法律が使われていくのかを、一人一人が関心を持ち、おかしいことにはNO!といって止めていくことしか有りません。大事な子どもたちや、心ある先生たちを本当の意味でサポートして行くために、周りができることをやっていこう、と思っています。

前回のお便りでも、友人の死の話をして、今回は教育基本法の話、考えさせられることが次々に押し寄せてきます。皆さんにも少しでもお伝えしたいと思って、書いていますが、読んでとまどいや、辛い気持ちや、疑問などを感じられる方もいるかもしれません。感じたことがありましたら、何時でもお返事下さいね。前回のお知らせの後、何人かの方にお返事をもらいました。ありがとうございました!

亡くなった友人のことは1ヶ月たち、私の中でようやく整理ができてきました。先日、亡くなる前の友人の様子を知人から聞くことができ、彼女が厳しい状況の中精一杯生きて、周囲のサポートもある中で、なおかつ選んだ死であるということを、少し納得しました。でも、彼女を苦しめた大きな要因として、自立支援法案があったことは確かな事実ですが。死以外の選択も、きっとあったはずという思いも消えませんが、でも彼女に、「よく生きたね、あなたのことはずっと覚えているよ」という言葉を贈って、さよならできそうです。

この1年、皆さんもきっといろんな事があったと思います。どんなことがあったか、良かったら教えてくださいね。そして、「よく1年やってきたね、」と自分をほめてあげましょうね。誰もなかなかほめてくれないから、ぜめて自分だけでも、自分をほめると、ちょっぴり疲れが取れて、うれしくなります。わたしもときどきやってます。 皆さん、今年もおつきあい下さって本当にありがとうございました。また、来年もよろしくお願いします。

《やさしい快医学復習会日程》   

◆快医学を自分のものにするために、復習会を浦和は月1回、吉祥寺は2ヶ月に一度やっています。お互いにアイロンを掛け合ったり、LETをやったり、癒される時間でもあります。
新しい方も歓迎していますので、快医学に興味のある方がいればおさそいください。

【浦和 れんげそう庵】 (毎月1回 水か木の午前) 
    *2007年から毎月1回やることにしました。
☆日時 2007年 1月10日(水)、2月15日(木) 
     10時〜12時30分
☆場所 浦和れんげそう庵 (浦和駅東口より徒歩15分) 

【吉祥寺 れんげ会】 (2ヶ月に一回 土曜の午後)
☆日時 2007年 2月24日(土)  13時30分〜16時30分
☆場所 井の頭地区公会堂予定(吉祥寺駅南口より徒歩13分)

★いずれも参加費  講座修了者(20時間以上修了の方)1000円
          講座未修了の方は2000円
★用意するもの あれば小さなアイロン、手ぬぐい、延長コード、動きやすい服装
★問い合わせ 鍼灸快医学健康相談 れんげそう庵 野本美保まで    rengesouan@mx6.ttcn.ne.jp   tel/fax048-883-2618

《頭蓋仙骨勉強会》   

◆頭蓋仙骨の手当を、もう少し奥深くまで学ぼうという勉強会です。頭蓋骨や脳の解剖学の勉強もしながら、触診感覚を磨いて、様々 な手当を試みています。興味のある方どうぞいらしてください。                                                
☆日時 2007年1月31日(水)13時〜15時           ☆場所 浦和れんげそう庵  浦和駅東口徒歩15分 
★用意するもの、 もしあれば快医学セミナーテキスト          ★参加費 2000円 
★問い合わせ  野本美保 rengesouan@mx6.ttcn.ne.jp
             048-883-2618

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★☆やさしい快医学復習会12月のおしらせ☆★

家の前の桜の葉も赤や黄色に色づいてきました。皆さんお元気ですか?                                  私は落ち葉を掃き集めるのが、大好きです。1枚として同じ色の葉っぱはありません。緑と黄色と紅が微妙に混じって、1枚が一つの絵になり、落ち葉が集まるとさらに色があふれだします。朝のあわただしさの中で、ほんの一瞬落ち葉に見とれて、自然の声に耳を傾けるこのひととき、幸せを感じます。

◆9月の韓国での「自然治癒力増進国際会議・第4回尿療法世界大会」は、無事終了しました。皆さんの応援のおかげです。ありがとうございました。日本からの参加者は約80名、韓国の方は約100名、ラテンアメリカから20名、他ネパール、台湾、ドイツ、ニュージーランド、アフリカ、アメリカなど、世界各地から自然治癒力や健康自立に強い関心を持ったり、尿療法を実践し普及している人たちが集まってきました。講演会では互いに情報を交歓しあい、体験に耳を傾け、シンポジウムでは意見交換をし、交流会では唄って踊って、楽しく学んだ2日間でした。事務局をやっていた私は、とてもハードな日々でしたが、いろんな人に助けられて達成感もひとしおでした。

詳しい報告は、快ネットのホームページhttp://kainet.fem.jp/wkn2/から入れる、私のれんげそう庵ブログや、自然治癒力増進国際会議のホームページhttp://www.vivahealthconference.com/Welcome.htmlを見てください。

◆私の友人がつい数日前に、自ら命を絶ってしまいました。その人は芝居者であり、活動家であり、文筆家であり、音楽家でもあった、パワフルなすてきな人でしたが、精神病院の入退院を繰り返し、最近アパートでの生活に復帰したところでした。10月1日から施行された「障害者自立支援法案」により、生活が厳しく制限を受けるようになり、それに伴って病状も悪化、周りの人たちの支えで何度か思いとどまったけれども、結局その人の住んでいる区の役所の敷地内で、抗議の自殺を遂げたらしい、と友人から聞きました。

「自立支援法」は、「自立支援」という名前は美しいですが、まさに「障害」を持つ人たちは生きていくな、といっている法律なのです。国や政府が、社会的立場が弱い人に対して、援助の手をさしのべるのでなく、切り捨てて死に追いやっているのですから(まさにいじめです)、そんな国家のやり方を見ている子供達や、大人達が、「弱い人」をいじめたくなったり、またいじめを見ても何とも思わなくなったり、あきらめたくなるのは当然なのかもしれません。悲しみと怒りがこみ上げてきます。

いじめが原因で、誰にも相談できず命を自ら絶つこどもたち。借金に苦しみ、また人間関係に押しつぶされて、命を絶つ大人たち。小さな子供にストレスを向け、殴ったり、ご飯を上げなかったりして、挙げ句の果てに殺してしまう大人達。世界各地で、紛争(戦争)が絶え間なく続き、多くの人々が日々殺されている。なんとつぎつぎに悲惨なことが起きていることか。

でも、そんなことは、本当はあってはいけないことです。本当は、人と人は、助け合って、愛し合って生きていきたいと思っているはず、と私は思っています。歳を取っても、障害を持っても、赤ちゃんが生まれても、仕事がなくなっても、互いに助け合ってものやお金をわけあって暮らせる(これがほんとうの福祉でしょう)システムがあれば、もっと人は安心して暮らせるでしょうし、互いを思いやり、慈しみあえるでしょう。時間はかかるでしょうが、そういう社会をめざして、あきらめないで私は小さな努力を続けていこうと、思っています。

まず、私にできることは、娘や夫とちゃんと向き合うことだし、つぎつぎにおとずれる目前の課題から目をそらさないで、いろんな人とつながりながら解決の道を見つけようと努力すること。そして快医学を一人でも多くの人に手渡して、自分のいのちを大切にする方法や周りの人のいのちを慈しんだり癒したりできる方法を知ってもらい、その心地よさをわかってもらうことです。一人一人が、自分の生き方を大切にして、小さくても具体的なそうしたことを積み重ね、種をまいていけば、次の時代に花が開き実がなるかもしれないと期待しつつ…。

つい長々と書いてしまいました。読んでくださり、ありがとうございました。

◆快医学を自分のものにするために、復習会を2ヶ月に一度やっています。お互いにアイロンを掛け合って、癒される時間でもあります。
新しい方も歓迎していますので、快医学に興味のある方がいればおさそいください。

【浦和 れんげそう庵】
☆日時 11月22日(水) 10時〜12時30分
☆場所 浦和れんげそう庵 浦和駅東口より徒歩15分

【吉祥寺 れんげ会】
☆日時 12月2日(土)  13時30分〜16時30分
☆場所 井の頭地区公会堂(井の頭コミュニティセンター分館の名前が変わりました)
    吉祥寺駅南口より徒歩13分
   0422-49-0557 (井の頭公園の七井橋をわたり黒門の先)
  今回も三上さんが場所を取ってくださいました。三上さんありがとうございました。
  地図のいる方は野本まで御連絡ください。
  

☆参加費 講座修了者(20時間以上の方)1000円
         講座未修了の方は2000円
☆用意するもの アイロン、手ぬぐい、延長コード、動きやすい服装、
      (持参できる人はお茶会の一品をおもちください。終わりの30分ぐらいお茶会をしておしゃべりしています。) 
☆問い合わせ れんげそう庵 野本美保まで rengesouan@mx6.ttcn.ne.jp  048-883-2618

◆【頭蓋仙骨手当の勉強会】                                                         頭蓋仙骨の手当を、もう少し奥深くまで学ぼうという勉強会です。頭蓋骨や脳の解剖学の勉強もしながら、触診感覚を磨いて、様々な手当を試みています。興味のある方どうぞいらしてください。                 

☆日時  11月29日(水) 13時〜15時             ☆場所  浦和れんげそう庵  浦和駅東口 徒歩15分         ☆参加費 2000円                         ☆問い合わせ   れんげそう庵 野本美保まで 
rengesouan@mx6.ttcn.ne.jp  048-883-2618